7SEEDS 〜夏の章〜

■ 収 録 ■
 第1話 遅い目覚め/第2話 静かな一歩/第3話 はじまりの日
■ 出 演 者■
 岩清水ナツ…南里侑香/青田嵐…鳥海浩輔/麻井蝉丸…小西克幸/早乙女牡丹…高島雅羅
 百舌…井上和彦/天道まつり…松野郁美/守宮ちまき…MIKI/草刈螢…徳永愛
■ 録 音 ス タ ジ オ■
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2003年11月某日(快晴)。
朝早くから行われた収録でしたが、もちろん役者の皆さんの気合はバッチリ。
ブースの中でも真剣な表情で原作コミックスをめくる役者さんの姿がちらほらと窺え
ました。皆さん、しっかり原作を読み込んだ上で役に入り込んでゆきます。


まずはテストからスタート。
ここでは台詞の練習というだけでなく、それぞれのキャラクター(声)もチェック
していきます。これは問題なく監督からもOKサイン!
いざ本番へと進むと、そこには、確かにナツや嵐、蝉丸、牡丹がいたのです。
個人的に、脳内イメージとぴったりで感動でした。

ナツはとにかくとても可愛くて。
回想シーンがあったり、心の中でグルグル考えるシーンがあったり、かと思えば揺れる
ゴムボートで悲鳴をあげるシーンがあったりと、色々忙しいキャラクターだったので
すが、その難しい役を南里さんはとても素敵に演じられました。
嵐と蝉丸のやりとりもとても良いテンポで、思わず笑みが溢れます。鳥海さん(嵐役)
と小西さん(蝉丸役)はそれぞれ今まであまり演じたことのないタイプのキャラクター
だったそうなのですが、かなりバッチリはまってました。
良い感じに嵐はヒーローで蝉丸は小悪党です(笑)
そして、ナツ、嵐、蝉丸の3人をまとめるリーダー的存在の牡丹を演じられた高島さん
のお声は、強さだけでなく知性と優しさが溢れていて、これぞまさしく牡丹!といった
感じでした。とにかくカッコイイ姐さんです。
収録時にはもちろんSEやBGMはありませんが、役者の皆さんの白熱した演技だけでも
その光景が見えるようでした。

さて、収録は快調にどんどん進み、この「7SEEDS」の中でもかなり謎に包まれた人物
”百舌”の登場です。
この、存在自体がミステリアスな百舌を素敵に演じられたのは井上和彦さん。
台詞数は少ないものの、その言葉は意味深で、一言一言に力があります。
その存在感はさすがでした。

その後、ちまき、まつり、螢の登場です。
MIKIさんの淡々とした”ちまき”と松野さんのコギャルな”まつり”の天然なやりとり
は味が出ていて良い感じに笑えます。徳永さん演じるおっとりした螢もこれまた可愛ら
しくて、それぞれイメージぴったり。
今回はまだあまり出番が多くなく残念でしたが、続きでの出番が楽しみな存在です。

オールキャストが集合すると物語も急展開。
”真実”が語られ、物語り的にも役者さんの演技にも緊迫感が増します。
そして、迫真の演技のまま収録もクライマックスへ。ストーリーはまだまだ続きますが、
この日の収録は無事に終わりをむかえたのでした。


収録後には南里さん、鳥海さん、小西さん、高島さん、井上さんへのインタビューが行わ
れました。
(インタビュー記事はフロンティアワークス発行「MEDIA INFORMATION」に掲載)
皆様、「7SEEDS」の世界について熱く語っておられます。
この収録の時点ではコミックスは 第3巻までしか出ていなかったのですが、皆様しきりに
「早く続きを読みたい!」と連呼していました(笑)

インタビューが終わった後も談笑を続ける役者さんもいらっしゃって、自分なりに物語り
の今後の展開を披露してみたり、それはないよ!とつっこみあってみたりと、すっかり
「7SEEDS」の世界にハマってしまったご様子でした(笑)
そして、他チームのキャストも気になるらしく、スタッフから春、冬チームのキャスト表
を渡されると「あ〜!●●役は□□さんかー!だと思った!(笑)」などの声も上がったり
と、とても楽しそうな雰囲気な夏Bチームなのでした。


(管理人R)